2026年は12年に一度の特別な「羽黒山午歳御縁年」

羽黒エリア

御縁年ってなに?

「御縁年(ごえんねん)」は、干支と神社仏閣の「開山・開創の年」「縁起のある年」が重なる特別な年であり、その年に参拝すると何倍もの御神徳や十二年分の御利益を得られると信じられてきました。
出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)の開山の御縁年は丑年とされていますが、それぞれの山にも御縁年があり、月山は「卯歳(うどし)」、湯殿山は「丑歳(うしどし)」、そして羽黒山は「午歳(うまどし)」とされ、2026年(令和8年)は羽黒山にとって特別な一年です。
羽黒山は、出羽三山の中で「現世を表す山」。この世の幸せを願う山とされることから、御縁年にあたる年には、多くの参拝者がこれまでの感謝とともに神様の益々のご加護を得られる特別な参拝として、古くから御縁年信仰が受け継がれています。

羽黒山午歳御縁年 スケジュール

1.午歳御縁年特別授与品【1月~12月】

午歳御縁年神馬像

頒布期間:2026年1月1日(木)より通年頒布予定(御朱印を除く)
頒布場所:羽黒山頂授与所

午歳御縁年神馬像ご祈祷2万円以上の方へ授与
※山頂授与所にて頒布金額1万円でも授与可能
午の日御守初穂料:2,000円
※午の日のみ頒布(初回1月8日)
特別祈願絵馬初穂料:1,000円
午歳御縁年記念切絵御朱印※2026年4月29日~(予定)

2羽黒山の絶景を集めた 特別膳・羽黒山八景膳【3月~12月】

古くより山頂の斎館だけでなく、ふもとの宿坊で出される御膳には、三山の拝所やゆかりの地名がついており、山伏がそれを山中に見立てて、山へ入る際の心得や拝所について説明を行っていました。参拝者は料理を味わいながら、これから訪れるお山をイメージしていたといわれています。

午歳御縁年を記念して、かつて参拝者に親しまれた「羽黒山八景」に登場する、八ヶ所の景勝地を題材とした「羽黒山八景膳」はひとつひとつの料理を通して羽黒山を巡る御膳です。

提供金額3,850円
提供期間2026年3月1日(日)~2026年12月下旬予定
※3日前まで要予約
スポット情報羽黒山斎館

3.御縁年記念品「生胡麻豆腐」【1月より販売開始】

羽黒地域の名物として親しまれている「胡麻豆腐」。
斎館では、伝統と味を守るため、これまで提供する朝に一から練り上げ、参拝者に供されてきました。
やわらかな口当たりとごまの香り、あんかけとの組み合わせが絶品ですが、お土産として提供するには、日持ちさせることが難しいという課題がありました。今回、レトルト殺菌加工の手法において常温で数週間の保存が可能となり、つくりたてのおいしさをお土産にすることができるようになりました。出羽三山の新たな名物として提供されていく予定です。

金額胡麻豆腐660円(税込)/個
抹茶胡麻豆腐720円(税込)/個
※複数個入のお土産箱入りも可
提供期間2026年1月1日より参集殿・斎館で順次販売開始
スポット情報羽黒山斎館

4.かつて参拝者も魅了した 羽黒山八景散策(仮)【2026年予定】

「羽黒みやげ」として親しまれた『羽黒山八景』の版画の一枚

明治の時代に羽黒山の代表的な景勝地をまとめた「羽黒山八景」。現在、いくつかの場所は、訪れることが困難となっていることから、御縁年をきっかけに羽黒山ならではの景勝地を新たに整備し、再び八景を巡っていただく中期的なプロジェクトが進められています。
※詳細:2026年春頃にお知らせ予定

5.まさに幽玄の美 国宝羽黒山五重塔ライトアップ【夏季予定】

五重塔ライトアップ2025

毎年恒例の「国宝羽黒山 五重塔ライトアップ」も、午歳御縁年ならではの企画が検討されています。例年、幻想的な光景が訪れる人々を魅了しており、特別な夜の参拝となるはずです。

開催期間例年夏から秋にかけて開催
イベント情報国宝羽黒山五重塔ライトアップ

御縁年だからこそできる特別な参拝

御縁年には、羽黒山山頂の「三神合祭殿」での参拝はもちろん、2446段の石段を白いお注連(おしめ)を身に着けて歩む「石段詣」(春~秋限定)も、自分と向き合う特別な時間となります。また、三山全体を巡る出羽三山参りへと歩みを広げる方も多くいらっしゃいます。

参拝する際は、心身の清めや再出発、祖先・天地とのご縁の再確認、運気のリセットや幸福祈願など、人生の区切りや転機にふさわしい“新たなスタート”を祈願する方も多いとか。

この特別な機会に、羽黒山での参拝や鶴岡での滞在を通して、この年ならではの時間を、それぞれの形でお過ごしいただければ幸いです。

スポット情報

羽黒山

公開日:2025年12月25日/今後順次更新予定

山伏と羽黒山石段