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石段詣を体験!羽黒山で心も体も生まれかわる

羽黒エリア

手ぬぐいスタンプ設置箇所

羽黒山の参道である2446段の石段。石段詣ではお注連をかけてこの石段を歩きます。神秘的な杉木立で囲まれた石段を歩いて、心も体もリフレッシュ!「生まれかわりの旅」を体験しにいきました!

三神合祭殿

山形県鶴岡市にある、開山千四百年の月山、羽黒山、湯殿山。出羽三山と呼ばれるこの三つの山は、それぞれ過去・現在・未来を表し、すべてを巡ることで生きながら新しい魂として生まれかわることができるとされています。江戸時代には庶民の間で現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」として広がりました。

石段詣

石段詣はこの「生まれかわりの旅」を誰でも手軽に体験できる参拝プラン。注連をかけて石段を歩く、他ではできない体験ができます。

石段詣イメージ

石段は2446段あり、約1時間半のぼることになりますので、歩きやすい、汗をかいても対応できるような服装、スニーカーやトレッキングシューズがオススメです。

随神門

まずは、受付。羽黒山のふもと、随神門の授与所へ。ここで、「石段詣」の手続きをします。

石段詣受付

QRコードを読み取り、メールアドレスの登録をしましょう。事前にお持ちのスマートフォンでQRコードを読み取れるか、確認しておくとスムーズです。

羽黒山 注連

メール受付をしたら、注連を受け取ります。注連は結界を意味し、山中の魔障が憑かないようにするものなのだそうです。

縁紐 石段詣

石段詣の受付場所の随神門授与所と参集殿授与所(山頂)では、縁紐が販売されています。注連に結ぶことができる色とりどりの紐です。もちろん、ご祈祷されていますから、ご利益があります!
色ごとに運が分かれていて、赤/恋愛運、黄/財運、緑/健康運、紫/学業成就、白/生業運、なのだそうです。

石段詣注連

1本200円なので、欲張って全部つけたくなります。注連に結び、自分だけの願いをこめた注連にしましょう。

石段詣 随神門

注連を首にかけて、準備完了です!

随神門

神域への入口である随神門をくぐり、スタートです。参道沿いには、たくさんの神社があります。受付時にいただけるマップに場所が示されていますので、時間がある方は、一つ一つ、確かめながら登るとよりいっそうご利益が受けられそうです。

羽黒山 石段

ふもとから山頂へ登って参拝をするルートがオススメですが、脚力に自信がない方は、まず山頂へバスや車で登り、山頂で受付をして参拝をすませてから清々しい気持ちで階段を下りる、下りルートでもご参加いただけます。山頂の参集殿で手続きをしましょう。

神橋

随神門をくぐり、継子坂を下り、祓川にかかる赤い橋「神橋」へ。山上と俗性を分ける境界です。昔はこの川で身を清めてから参拝をしたそうです。祓川に落ちる「須賀の滝」は絶景です!

五重塔

爺杉のそばにあるのが、国宝の五重塔。約600年前の再建で、東北地方最古の塔といわれているそうです。杉木立の中にある荘厳な佇まいに圧倒されます。その美しさから、ミシュラン二つ星にも認定されました。

一の坂

ここまでは平坦な道のりでしたが、ここからいよいよ一の坂と呼ばれる、上りに入ります。気を引き締めて、一歩一歩、石段を上ります! 2446段の石段と樹齢350年から500年の杉並木は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン3つ星に認定されています。静けさと、杉の香りに包まれ、とっても神秘的!

二の坂

すでに息がきれてきました。。。なかなかの上りで、汗もじんわり。一の坂を登りきって、少しほっとしていると、すぐに「二の坂」が現れます。思わず「わぁっ」と声が出るほどの急登です!!! この参道の中でもとりわけ長くて急な二の坂は別名油溢し(あぶらこぼし)ともいわれ、武蔵坊弁慶があまりの勾配に奉納する油をこぼしてしまった、と伝えられているそう。これはなかなか手ごわそう。。。。

石段詣

これは、確かに、キツイ!!! 汗もたっぷりかいて、ちょっとした登山のようです。休憩しながら、ゆっくり、自分のペースで進みます。

二の坂茶屋

二の坂をなんとか上りきると、ご褒美のようなオアシスが現れます! 二の坂茶屋です。足を休めるために、ここは立ち寄るしかありません。

茶屋を営む高城さん一家は毎日石段を登り、手づくりの力餅やお抹茶をつくっているそうです。何とありがたい!!! 茶屋からは庄内平野が見渡せて、絶景が広がります。時間をたつのも忘れて座ってしまいそう。

二の坂茶屋 力餅

名物の杵つき力餅。疲れた体に、甘さがしみます。力も回復した気分!まさに力餅です。

石段詣

力を回復して、縁紐でさらにご利益をいただいたら、いよいよ最後の坂「三の坂」をのぼり、歩きます。二の坂を乗り越えたので、少し気持ちが楽になっています。あと少し!

埴山姫神社

三の坂の途中にある「埴山姫神社」は縁結びの神社。良縁を願い、参拝します。石段にはご利益がいっぱいあります!

埴山姫神社

ふもとの随神門か、山頂の参集殿で購入できる「埴山姫神社」のお守りには、赤い紐がついていて、この紐を埴山姫神社の格子に結んでお祈りすると御利益があるそうです。良縁がありますように!

斎館

ここまで登れば、ゴールは目前です! 山頂の手前には「斎館」があります。斎館では、昔から羽黒山に伝わる精進料理が味わえます。見た目も美しく、心が洗わるような体験ができます。ボリュームも意外とたっぷりで、お腹も満たされます!料理は全て予約制なので、参拝後に立ち寄り希望の際は、事前に計画を。

石段詣 羽黒山鳥居

石段をのぼりきりました!大きな鳥居をくぐると、山頂です!

羽黒山三神合祭殿

山頂に到着しました~! 目の前には三神合祭殿が現れます。ここでは月山神社、出羽神社、湯殿山神社の神々を祀っていて、三山のお参りが一度にでき、「生まれかわりの旅」のご利益を授かることができます。

参拝をしてから「参集殿」へ。ゴールをしたことを職員の方にお伝えし、完了の手続きをします。これでゴール、石段詣達成です! 無事、石段を上って参拝することができました!!!

羽黒山山頂

山頂には蜂子皇子を祀る「蜂子神社」など、たくさんの神社があるので、境内をゆっくりまわり、お参りするのがオススメです。

足には疲れがありますが、心はすっきり、晴れやか。自分の足でのぼった達成感は大きく、参拝して、まさに「生まれかわりの旅」を味わった気分です。

石段の印

初めての石段詣は、登るので精一杯でした。参道にはたくさんのお社があるので、じっくり参拝しながらのぼったり、石段には絵が33個も彫られているそうなので、絵を見つけながら歩いたり、2回目、3回目も、楽しみ方がありそう!春夏は新緑、秋は紅葉がきれいなので、季節を変えて訪れてみるものよさそうです。またぜひチャレンジしてみたいと思います!