鶴岡市とは

鶴岡市へようこそ

山形県鶴岡市は日本海に面し、「出羽三山」、「サムライゆかりのシルク」、「北前船寄港地」の3つの日本遺産を有する城下町です。また、国内で初の「ユネスコ食文化創造都市」にも認定されています。庄内平野、日本海、山々の豊かな自然、城下町の歴史、グルメや温泉などの行ってみたくなる魅力にあふれています。

鶴岡の自然と四季

山形県の日本海側にある鶴岡市。三方を山に抱かれた庄内平野が広がる自然豊かな場所です。山麓の雪解け水は大地を潤し、肥沃な土壌に恵まれているため農業が盛んで、日本有数の米どころとして知られています。
羽黒山、月山、湯殿山の雄大な山々、夏と冬で姿を大きく変える日本海、懐かしい里の風景は四季折々の美しさを見せ、春は孟宗やサクラマス、夏はだだちゃ豆や岩ガキ、秋は新米やぶどう、ラ・フランスなどのくだもの、冬は寒鱈や蟹など、自然の恵みにあふれています。また、羽黒山の杉並木は国の特別天然記念物にも指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの3つ星を獲得するほどの名所です。

城下町 鶴岡と庄内藩の歴史

江戸時代、出羽国田川郡鶴岡(現鶴岡市)に藩庁をおいた庄内藩。1622年、酒井忠勝が入部し、明治維新まで酒井氏が12代に続き治めました。現在も酒井家の当主は鶴岡に住んでいます。市街地は今でも城下町の雰囲気が色濃く残り、東北地方で唯一残存する藩校建造物や明治時代の洋館等の文化財を訪れることができます。
「松ヶ岡開墾場」は旧庄内藩士が拓いた緑豊かな大地で、国指定史跡として指定を受けています。戊辰戦争降伏後、旧藩士たちは日本の近代化に貢献するために広大な山林を開墾し、養蚕を手掛け、鶴岡市は一大シルク産地になりました。「絹の街鶴岡」は今も養蚕から絹織物の一貫工程が残る国内唯一の産地であり、平成29年には「サムライゆかりのシルク~日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡~」として日本遺産にも認定されています。

日本遺産 出羽三山と精神文化

出羽三山は、山形県の中央にそびえる羽黒山(414m)・月山(1,984m)・湯殿山(1,504m)の総称です。約1400年前、崇峻天皇の御子の蜂子皇子が開山したと言われています。羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、月山は死後の安楽と往生を祈る山(過去)、湯殿山は生まれかわりを祈る山(未来)とされ、江戸時代出羽三山への参拝は、現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」として庶民の間に広がりました。
出羽三山を中心とした精神文化は今でも受け継がれています。神さま仏さまにお参りし、温泉で癒し、大地の恵みに感謝して四季の料理をいただく「詣でる つかる 頂きます」は、鶴岡の旅の楽しみ方として、日本古来の自然と信仰のご縁を今に伝えています。

「ユネスコ食文化創造都市」認定
豊かな食文化

豊かな自然に育まれる鶴岡市の食文化は、数百年にわたり大切に受け継がれ、平成26年(2014)12月に日本で初めて「ユネスコ食文化創造都市」に認定されました。農家の人々が数百年にわたり「種」を守り継いできた「在来作物」は60種類以上確認されており、その栽培方法とともに継承された作物は「生きた文化財」として、訪れる人々を魅了しています。また、出羽三山をはじめとした「精進料理」は精神文化を大切にしてきた鶴岡ならではの食文化として知られています。

鶴岡のグルメ

伝統的な食文化が世界的に評価されていますが、庄内平野の美味しいお米と旬の野菜、庄内浜から揚がる新鮮な地魚をふんだんに使ったお寿司・海鮮丼など鶴岡グルメはまだまだあります。手軽に味わえる麺もオススメです。細打ちのうどんで、ツルっとしたのど越しを楽しむ鶴岡名物「麦切」。麦切と蕎麦の一度に2種類の麺が味わえる合盛りは、人気メニューのひとつです。また、消費量が全国トップレベルを誇るラーメン王国山形県。外食でラーメンを食べる機会も多く、鶴岡の食堂ではラーメンを定番メニューにしているお店もたくさんあります。様々なラーメンを取り揃え、お店のウリにしている食堂もあります。

温泉に癒される

鶴岡市は、大小の温泉が点在する「いで湯の里」。特に「湯野浜温泉」「あつみ温泉」「湯田川温泉」は、江戸時代の温泉番付『諸国温泉効能鑑』にも、その名が刻まれた鶴岡が誇る名湯です。開湯1000年、海岸沿いに旅館が建ち並ぶ「湯野浜温泉」。開湯1200年、清流の音が心地良く、浴衣姿の温泉客でにぎわう「あつみ温泉」。開湯1300年、竹林と梅林に囲まれた閑静な温泉郷「湯田川温泉」。シンボルの白山島と日本海に沈む夕陽が絶景の「由良温泉」。名湯ぞろいの鶴岡市の温泉です。