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天空詣・石段詣・秘密詣 出羽三山~3つの神秘をめぐる旅~

朝日エリア

羽黒エリア

鶴岡市街地

手ぬぐいスタンプ設置箇所

出羽三山は、山形県鶴岡市にある羽黒山(414m)・月山(1,984m)・湯殿山(1,504m)の総称です。約1400年前、崇峻天皇の御子の蜂子皇子が開山したと言われています。羽黒山は現世の幸せを祈る山(現在)、月山は死後の安楽と往生を祈る山(過去)、湯殿山は生まれかわりを祈る山(未来)とされ、江戸時代出羽三山への参拝は、現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」として庶民の間に広がりました。

出羽三山の参拝は、日本古来の山の自然と信仰の結び付きを伝える山として、現在も国内外から高い人気を誇っています。出羽三山は、三山の力を求める山伏が修行する場所でもありますが、神秘的な体験ができることや四季の季節が美しいことから、一般の参拝者や観光客も多く訪れています。

出羽三山には、修行者だけではなく、一般の参拝者が出羽三山の神秘性に気軽に触れられる3つの楽しみ方があります。羽黒山「石段詣」、月山「天空詣」、湯殿山「秘密詣」を紹介します。

出羽三山 詳細はこちら▶出羽三山と生まれ変わりの旅

※月山・湯殿山は、冬季閉山です。開山期間に参拝してください。
 月山/冬期閉山。月山の山開きは7/1(登山期間は7/1~10月中旬)
 湯殿山/開山期間は6/1~11/3 湯殿山神社:6/1開山祭、11/1閉山祭

羽黒山 石段詣

石段詣

羽黒山の参道には2,446段の石段があります。「石段詣」は白い「お注連」を首にかけてこの石段を歩きます。「お注連」は結界を意味し、山中の魔障がつかないようにするもので、修験者が本来用いる結袈裟(ゆきげさ)の流れをくむものです。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン3つ星に認定されている神秘的な杉並木で囲まれた石段を、五感を研ぎ澄まし、「時」や「空気」を感じながら自分のペースで歩みます。2,446段、約1.7kmの石段詣にかかる時間は約60~90分。登りでも、下りでも可能です。
石段を歩くことで、心が解放された、本来の自分、新しい自分に出会える「石段詣」をぜひ体験してみてください。

石段詣 詳細はこちら▶石段詣

月山 天空詣

月山弥陀ヶ原湿原
月山弥陀ヶ原湿原

出羽三山のひとつである月山。月山は秀麗で神々しい姿から、先祖の霊たちが鎮まる山、過去の世を表す山と言われています。標高1,984mと三山の中でももっとも標高の高い山で、日本百名山の一つでもあり、山頂までは片道約2時間半~3時間ほどで登頂が可能です。頂上の「おむろ」には月山神社があり、月読命を祀っています。
「登山はとても無理」という方もご安心を! 「天空詣」は、山頂まで登頂しなくても十分に楽しめます。八合目までは車やバスで登ることができ、八合目の「弥陀ヶ原」は、夏は珍しい高山植物のお花畑、秋は紅葉の絶景が広がり、その美しさはまさに天空! 湿原には木道が敷かれ、1周約2km、60分程の天空さんぽが楽しめます。八合目には「御田原神社」がありますので、ここで参拝をして「天空詣」を体験しましょう。

月山 詳細はこちら▶ 月山
※冬期閉山。月山の山開きは7/1(登山期間は7/1~10月中旬)

湯殿山 秘密詣

湯殿山
湯殿山神社紅葉

3つの詣の中で、最も神秘的な「秘密」に包まれているのが、湯殿山「秘密詣」です。湯殿山は、「語るなかれ」「聞くなかれ」修験道の霊地で、標高1,500mの山です。出羽三山の奥宮とされる湯殿山神社本宮は、写真撮影禁止、参拝は土足厳禁、という厳しい戒めで知られています。多くの参拝客でにぎわいますが、ここで見たこと、体験したことは、訪れた人だけの秘密。新緑や紅葉等、四季も美しい湯殿山です。

湯殿山 詳細はこちら▶ 湯殿山
※湯殿山開山期間:6/1-11/3 湯殿山神社:6/1開山祭、11/1閉山祭