鶴岡公園散策 つるおかこうえんさんさく

鶴岡市の中心部にある鶴岡公園は、かつて庄内藩・酒井家歴代藩主の居城として栄えた「鶴ヶ岡城」跡に広がる城址公園。藤沢周平の小説「花のあと~以登女お物語」の舞台となったお城でもあります。

当時のお城は、三重に堀と土盛りをめぐらした平城でした。明治8年(1875年)にお城は取り壊され、本丸と二の丸が今のような公園になりました。

「日本さくら名所百選」にも選ばれる園内には約710本の桜があり、県内随一の桜の名所として毎年4月上旬に見ごろをむかえ、大勢の花見客でにぎわいます。

新百間堀(しんひゃっけんぼり)に浮かぶように建つキャンパスセンターでは、「IT主導型バイオサイエンス」の世界拠点として期待される慶應義塾大学 先端生命科学研究所を中心に、東北公益文科大学鶴岡サイト、致道ライブラリーがあり、周辺の藩校 致道館、致道博物館などとともに「鶴岡タウンキャンパス」として一大文教ゾーンとなっています。その美しい景観から第9回「やまがた景観デザイン賞」山形経済同友会大賞も受賞しました。

いにしえの館「大宝館」
そして鶴岡市になった…
酒井のお殿様が庄内においでになる前は、山形の最上義光(もがみ・よしあき)の領地で、そのころのお城は「大宝寺城」(だいほうじじょう)とよばれていました。ある日、酒田の海岸に大きな亀がうち上げられ、義光公はこれはめでたいと酒田のお城の名前を「亀ヶ崎城」にしました。このとき「鶴は千年、亀は万年」ということわざにちなみ、大宝寺城も鶴ヶ岡城と改められたといわれています。
市街地観光ガイドが鶴岡公園(鶴ヶ岡城址)周辺の見どころを歩いてのご案内もおすすめです。ガイド手配はこちらから「鶴岡市観光ガイド」

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