秋の行事食 田の神上げの献立 あきのぎょうじしょく たのかみあげのこんだて

秋の行事食「田の神上げ」【11月23日】
春に山を下った神が『田の神』となり、その勤めを終える秋には山に登って『山の神』となると言われています。田の神上げとは、一年間田を守っていただいた神様に感謝し、田の神が山に帰るのを送る行事です。地域によって違いはありますが、全体としては11月23日に行われます。

献立内容
一の膳(写真左下から時計回り)
*ご飯
*漬物(赤かぶ漬)
*尾頭付きの魚(口細カレイ)
*雑煮餅

二の膳(写真上から)
*煮物(鮭と大根の煮付け)
*お浸し(菊のお浸し)
他にあん餅、油揚げの煮物、なめこのおろし和え、吸物など各地域、家庭により様々です。

鶴岡では、今年取れた新しいもち米で餅をつき、箕のに入れ、稲穂、御神酒、新米と尾頭付きの焼き魚とともに神棚に供えます。その年の新米は田の神上げの際に初めて食べていました。

山形県鶴岡市食文化プロジェクト「つるおかおうち御膳」には伝統行事と食文化が紹介されています。食文化プロジェクト「つるおかおうち御膳」