やっぱり、鶴岡のだだちゃ豆

選択なし

山形県鶴岡市の特産「だだちゃ豆」は、ほかの枝豆とは一線を画す存在。その香りと甘み、噛むほどに広がる濃厚な味わいに、一度食べた人の多くが「また食べたい!」と虜になります。一番おいしい旬の時期に、現地で味わってほしい。だだちゃ豆の魅力に、今こそ会いに行きましょう。

だだちゃ豆とは

「だだちゃ豆」は独特の香りと、噛めば噛むほど味わいの増す深みのある甘さをもつ、まさに枝豆の王様。例年、7月中旬頃から早生品種が出回り、8月のお盆を過ぎた頃からが一番の旬、9月上旬頃まで楽しめます。見た目は褐色気味でさや表面にはうぶ毛があり、くびれが深いのが特徴。同じ種子を他地域で栽培しても、鶴岡で育てたときのような味にはならず、その品種特性が消えてしまうといわれています。

「だだちゃ」は、山形県庄内地方の方言で「親父」「お父さん」という意味。その昔、枝豆好きな庄内藩のお殿様は、城下から毎日のように枝豆を持ち寄らせ「今日はどこのだだちゃの枝豆か?」と聞いて食したことから、いつからか 「だだちゃ豆」と呼ばれるようになったとか。

だだちゃ豆(サイト内)

https://www.tsuruokakanko.com/spot/4392

【調査】だだちゃ豆、どれくらい人気?

2024年、鶴岡へ来訪したことがある方向けにアンケートを実施しました。
アンケート結果では、だだちゃ豆を「すごく美味しい」と答えた人が多数。中には「鶴岡までまた食べに行った」という声も寄せられました。茹でて食べた、豆ごはんにした、加工品をお土産にした……それぞれの思い出とともに、だだちゃ豆は心に残る味になっているようです。香り・甘み・食感、どれをとっても“特別”。

「Q.どんな食べ方が美味しかったか、だだちゃ豆そのもののご感想も交えてお聞かせください。」という設問では、以下のような回答が。

  • 品種によって甘味や固さが異なりシーズンで数種類楽しめるのが魅力です。食べ方は塩茹で一択です。
  • 豆ごはん 香りが違う
  • 普通に茹で食べた。見た目は小ぶりで色もやや濃いのでおいしそうには見えないが食べたらやめられない止まらない味も甘く触感も歯ごたえがあり最高でした。
  • お煎餅、ずんだ(風味があり、食べごたえ、ドンドン食べたくなる)
  • 大福餅でした。懐かしい味でした
  • 茹でる前に塩揉みしてから、茹でました。香り、甘み、豆自体の濃い味があり、食べ始めると、止まらなくなります!!

※本アンケートは、過去に山形県鶴岡市を訪れたことのある方を対象に実施し、27名から得た回答を元に掲載しています(2024年9月実施)。

やっぱり現地で味わいたい!鶴岡でだだちゃ豆を満喫

朝採れの新鮮な豆が直売所や飲食店に並び、鶴岡の夏を彩ります。だだちゃ豆は、鶴岡の豊かな食文化を象徴する存在のひとつ。「本物の味」に出会える旅の入口として、まずは旬のだだちゃ豆を体験してみませんか?飲食店で味わう際は、入荷状況を確認するのがおすすめです。購入は市内の道の駅や直売所で。手に入れたら、なるべく早めに茹でて味わってみてください。
(※購入の際は、鮮度保持のため、クーラーボックスや保冷バッグの持参をおすすめしています)

鶴岡現地で購入するなら庄内観光物産館 ふるさと本舗
大泉だだちゃ豆直売所【7月下旬~8月末】
JA鶴岡ファーマーズマーケットもんとあ〜る
(サイト内)産直・道の駅
★食の都庄内 直売所マップPDF
来訪が難しい場合、お取り寄せも庄内観光物産館 ふるさと本舗
與惣兵衛
JA鶴岡公式オンラインショップ だだぱら

毎年開催!だだちゃ豆収穫体験イベント

鶴岡市内の大泉地区でも盛んに栽培されている「だだちゃ豆」の振興を目的として、農事組合法人大泉フェローズさんによって2016年から毎年指定日に「だだちゃ豆収穫体験」イベントが開催されています。当日は実際の圃場で「だだちゃ豆10 株分」の収穫体験ができます。収穫しただだちゃ豆はもちろんお持ち帰り可能!収穫時はベテラン農家も手伝ってくれるので、どなたでも気軽に体験いただけます。

開催日例年8月下旬開催
2025年8月24日(日)予定
※予約不要
料金1,000円/人
詳細https://www.tsuruokakanko.com/spot/7757

夏の記憶に残る、だだちゃ豆の味

一度味わったら、忘れられない。そんな“だだちゃ豆中毒”の人が、毎年夏に鶴岡を訪れます。出会いは偶然でも、再訪は必然…味だけでなく、その土地で出会う人や風景も、旅の思い出として刻まれるからではないでしょうか。だだちゃ豆と一緒に、鶴岡の夏をまるごと味わいに来てください。あなたの夏の“好き”が、きっとここにあります。