加茂水族館の名店「沖海月」で庄内浜の海の幸と鶴岡の文化を味わう

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庄内浜の海の幸と城下町鶴岡の物語がつまったレストラン

加茂水族館内にある「城下町鶴岡 浜の台所 魚匠ダイニング 沖海月」は、庄内浜の新鮮な海の幸と地域の歴史を楽しめる特別なレストランです。一度味わうと忘れられない料理が揃い、旅行者も地元の方も繰り返し訪れます。地元食材や地域文化の背景を丁寧に調べ、須田料理長をはじめとする料理人たちがここでしか味わえない逸品として提供。旅先ならではの食体験として、思い出に残る一皿が待っています。

沖海月のメニューはここでしか味わえない、鶴岡の旬

沖海月の魅力は、地元ならではの旬と歴史・文化を活かした「ここでしか食べられない料理」にあります。鶴岡天神鱧御膳や大山ハス御膳、荘内大祭にあわせた御膳など、四季折々の料理は地域の神事や歴史を下地に作られています。須田料理長は「自然と食の循環」をテーマに掲げ、地域の資料を調べ、地元生産者や協力者と連携しながら提供されています。こうして食材の循環と文化体験を両立させ、庄内の恵みと歴史を丸ごと味わえる、鶴岡ならではの特別な食体験を届けています。

水族館で食べられる本格的な海の幸 遊び心あふれる一品も

北前船べにばな御膳

北前船べにばな御膳 2,500円(税込)

加茂水族館すぐそばの加茂港は、かつて北前船交易で賑わった歴史を持つ場所。北前船をテーマにした「北前船べにばな御膳」は、京料理に欠かせない高級魚・鱧を中心に、郷土料理や在来作物を組み合わせた現代北前料理です。北から西までの航路ゆかりの食材を少しずつ盛り込み、寄港地の文化を旅するように楽しめます。2025年で7年目を迎え、紅花も加わった御膳は、往時の港の活気や北前船がつないだ和食文化を感じながら味わえる贅沢な御膳です。

多彩なふぐ御膳

日本海・庄内浜で丁寧に釣り上げられる天然とらふぐは、須田料理長が持つ調理師免許で新鮮なまま提供。てっさや唐揚げ、本格懐石まで多彩で、薄造りにするほど旨みが際立ちます。盛り付けの美しさも芸術品のようで、幸福を呼ぶ縁起物としても親しまれるふぐを海からすぐの場所で堪能できます。

ここならではのメニューがそろう

さらに沖海月ならではの遊び心も。透き通るクラゲを使ったクラゲラーメンは、食感と旨みのバランスが絶妙で、見た目も楽しい一品。追加で3種のクラゲトッピングもおすすめ。季節のフルーツや地元食材を使ったパフェは、鮮やかな彩りと旬の味わいが魅力で、思わず写真を撮りたくなるほど。どちらも創意工夫が詰まった、ここだけのメニューです。

本マグロの唐墨開発 庄内浜の新しい海の恵み

沖海月では、これまでボラのカラスミも手掛けてきた須田料理長が、庄内浜で獲れる本マグロの卵を使った唐墨作りに挑戦しています。庄内浜では2024年以降、マグロの漁獲量が増えましたが、卵は従来、自家消費か破棄されることも多く、活用の道を模索。血抜きなど前処理も繊細で、塩漬けと乾燥を繰り返す約1か月半の工程を経て完成します。ボラとはまた違う粒感となめらかさが生まれ、庄内浜ならではの味わいに。今後はふるさと納税の返礼品やメニューへの導入も予定され、地域の新たな海の恵みとして注目されています。

美味しさを担う人々 若手育成で生まれる自信と技

さらに沖海月の料理の裏側には、若手料理人の育成も欠かせません。須田料理長は、失敗を責めず、具体的な改善策を伝えながら技術を磨いていくことで、コンテスト出場や入賞を通じて自信を育てています。こうした指導とチームの熱意が、地元や観光客から「ここでしか味わえない」と評価される品々を支えています。確かな技術と人のつながりが、沖海月ならではの味を生み出しているのです。

鶴岡ならではの食体験を

沖海月は、地元食材と歴史を活かした鶴岡ならではの食の拠点です。北前船や庄内浜の恵みを活かした御膳から、クラゲラーメンや季節のパフェまで、多彩な料理を楽しめます。

2025年11月から加茂水族館は臨時休館となり、水族館内の沖海月も一時休業。しかし、同年12月1日からは鶴岡駅前FOODEVERで沖海月の料理を味わえます。旅の思い出に、鶴岡の歴史と海の幸が詰まった特別な一皿をぜひ体験してください。

【城下町鶴岡 浜の台所 魚匠ダイニング 沖海月】

営業時間11:00~15:00
決済方法現金/クイックペイ(カード全般)/交通系ICカード/PayPay
※d払いは対応しておりません。
スポット情報(外部リンク)https://kamo-kurage.jp/restaurant/