出羽三山のひとつ・羽黒山。羽黒山は、出羽三山のひとつとして古くから信仰を集めてきました。ふもとの随神門から山頂までは、杉木立に囲まれた2446段の石段が続いています。この石段の参道には、たくさんの小さな神社が点在し、それぞれにさまざまな神様が祀られています。

その一つ、「埴山姫神社(はにやまひめじんじゃ)」は、縁結びの神様として信仰される神社です。三の坂の途中に位置し、赤い紐がついたお守りが特徴です。この赤い紐を社殿の格子に結び、願いを込めて祈ることで、良縁が結ばれるといわれています。お守りは、ふもとの随神門(※冬季は閉鎖)や、山頂の社務所で授かることができます。

 

【埴山姫神社】(神社案内より)
埴山彦命とともに、縁結びの神としても信仰されています。

祭神埴山姫命(はにやまひめのみこと)
神格土の神、田畑の土壌の神、陶器の神
神徳田畑開墾の守護、陶磁器業の守護、子宝・安産守護

羽黒山山頂へは車やバスでもアクセス可能ですが、石段を歩いて登ることで、道中の神社を一つひとつ参拝することができ、より深いご利益を感じられます。石段を登り切るのにかかる時間はおよそ1時間30分。体力に自信があれば、歩いての参拝もおすすめです。

また、春・夏・秋には注連をかけて歩く「石段詣」も開催されます。石段を歩くことで“生まれ変わりの旅”を体感していただくことができます。

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