公園正面口から、大鳥居をぬけて参道を歩いていくと、樹齢数百年をこえる老松・老杉に囲まれた荘内神社がみえてきます。参道わきの土留石や、神社の柵の土台など、ところどころにみかける白っぽい石は、鶴岡公園がお城だった頃の石垣の石。
酒井家初代 忠次(ただつぐ)、二代 家次(いえつぐ)、三代 忠勝(ただかつ)、九代 忠徳(ただあり)を祀った由緒ある神社で、鶴ヶ岡城本丸跡に明治10年(1877年)に建てられました。

大晦日から元旦にかけて、参道はたくさんの初詣客でにぎわい、夏の例大祭(荘内大祭)では、かつて江戸城西の丸で時を告げていた大太鼓が打ち鳴らされ、参勤交代を再現した大名行列が市中を練り歩きます。

また境内には、神職の解説と共に、酒井家藩主ゆかりの品々や、ひな人形(古典雛)、武者人形など貴重な歴史資料を展示する宝物殿があり、古美術愛好家の目を楽しませてくれます。

創建から120年以上を経た今も「神社はん」の愛称で、市民や近在の人々の心のよりどころとして親しまれている神社です。

荘内神社のお宝
荘内神社社殿には、むかしの姿を伝える古絵馬などが飾られています。いずれも貴重なもので、文化財の指定を受けています。
 
【おもな宝物】
○大太鼓 (江戸城より譲り受けたもの/市指定有形文化財)
○琵琶 (銘 武蔵野/市指定有形文化財)
○鶴ヶ岡城下大絵図 (市指定有形文化財)
○亀ヶ崎城下大絵図 (市指定有形文化財) ほか
 
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スポット情報

荘内神社

荘内神社

宝物殿

花手水