映画に登場する郷土料理

いもがら

いもがらの煮物の写真

「武士の一分」の主人公・三村新之丞の好物は、妻・加世の愛情がいっぱいつまった「芋がらの煮物」でした。庄内でいう「いもがら」は、「ずいき芋」もしくは「からどり芋」と呼ばれる在来作物の里芋の一種の茎を干したもので、煮物や和え物のほか、納豆汁やお雑煮に入れて食べます。

 

芋煮

芋煮の写真

映画の中ではありませんが、「武士の一分」の鶴岡特別試写会の舞台挨拶に、山田監督、主演の木村拓哉さん、壇れいさんが鶴岡においでになった際に、ヒット祈願をした荘内神社で食されたのが「芋煮」。山形市など内陸地方の芋煮は、里芋などに、牛肉を入れて醤油仕立てにしますが、鶴岡の芋煮は、庄内豚を味噌仕立てにします。 

どんがら汁

どんがら汁の写真

魚をぶつ切りにし、まるごと鍋に入れていただく素朴で豪快な郷土料理が「どんがら汁」。「隠し剣 鬼の爪」では、江戸に向かう弥市郎を見送り、宗蔵と左門が一杯やるシーンに登場します。地元では、特に一年中で最も寒い「寒(かん)」の時期に水揚げされる鱈を「寒鱈(かんだら)」とよび、庄内の冬を代表する味覚として大変人気があります。1月中旬~2月上旬にかけて、各地で寒鱈まつりも開催されます。

 

弁慶めし

弁慶めしの写真

「隠し剣 鬼の爪」の主人公・片桐宗蔵ときえが海に出かけるシーンで、宗蔵がほおばっていた握り飯が「弁慶めし」です。撮影時は、鶴岡からわざわざ撮影所のある京都まで材料を送って作りました。丸く握ったおにぎりに味噌を塗り、山形青菜の漬物を巻いて炭火で焼いて食べます。お祭りやイベント会場の出店でも人気の一品です。

 

棒鱈

棒鱈の煮物の写真

「たそがれ清兵衛」で、主人公の井口清兵衛は、兵糧蔵で米や棒鱈(ぼうだら)などの管理を任されていました。藩主のお蔵視察の折に、棒鱈について問われ、清兵衛が答えます。
「棒鱈は何年ほどもつのか」
「はい、5年から10年・・・」
棒鱈はタラを干物にしたも。このほかエイを干した「からかい」の甘露煮などの郷土料理もあります。