しな織

(しなおり)
 
区切り

 しなの木の皮で織られた古代の織物で確たる文献こそ残っていないが歴史は古い。鎌倉時代初期に書かれた「宇治拾遺集」には信濃布と書かれ「延喜式」には150端の信濃布を内侍司に納めさせた記がある。
 全ての工程が手作業で行われ、織り上がるまで一年を要する。昔は野良着等の日用品に使用されていたが、現在ではバック、帽子、のれん等洗練された工芸品にその姿をかえている。


市指定無形民俗文化財(平成7年)

【イベント】
「関川しな織まつり」  10月下旬頃の土、日曜日

               平成30年度は10月20日(土)、21日(日)

 

項目 内容
関連ページ: 関川しな織センター関川しな織まつりあつみ観光協会
周辺施設: ◎温海エリアの観光案内
 
しな織
 
区切り
【製作工程】
 1.6月ごろ、6~8年ぐらいの科の木を山から切り出し、皮を剥ぎ中皮を束にして数日天日乾燥する。
 2.中皮を3日間ぐらい、流水で洗い汚れを落とし木灰のアクを入れて半日煮る。
 3.水洗いした後、1、2日糠漬けする。 
 4.糠を洗い軒下で乾燥する。  
 5.乾いた中皮から糸づくりをする。  
 6.細く裂いた科を績み良質の糸は縦糸にする。よりをかける。 
 7.3月頃いざり機で織りあげる。
 大まかに記したが、この作業は約一年かかるのである。 
 木を切り出し皮を剥ぐところまでは男の人の手で行われるが、後は全て女の人の手にかかるものであり、代々母から娘へ受け継がれてきたものである。
    
◎お問合せ先
関川しな織協同組合
〒999-7315 山形県鶴岡市関川字向222
電話 0235-47-2502 FAX 0235-47-2333

古代布温海しな織り
〒999-7204 山形県鶴岡市湯温海甲222
電話 0235-43-4111 FAX 0235-43-4111


◎「羽越しな布」国の伝統的工芸品に指定
 平成17年9月、山形県鶴岡市関川地区、新潟県村上市山熊田地区・雷地区でつくられる「しな織(布)」が、「羽越しな布」として経済産業大臣から「伝統的工芸品」の指定を受けている。
 
 
最終更新日 2017年 4月 3日