藩校 致道館

現在の致道館

東北に唯一現存する藩校建造物として、下記の施設が一般公開されています。致道館に隣接する産業会館や文化会館、市駐車場(市立体育館跡地)なども昔は致道館の敷地でした。現在は当時の約半分の広さとなっています。3月の下旬になると美しい梅の花が咲き古い建物に彩りをくわえます。自動音声ガイダンス機能がついていますので見学の際にご利用ください。

致道館の現存施設
施設名称 概要
聖廟
せいびょう
毎年2月と8月に、儒学の祖である孔子をまつる「釈(せき)てん」が行われたところ。現在は、祭器や孔子像が展示されている。
講堂
こうどう
藩主が参勤で留守の年は2日おきに会所として使用され、藩の役人が集まって藩政の打ち合わせや会議をしたところ。新年には始業式もここで行われた。教科書として使われていた刷り本や印刷に使った版木などが展示されている。
御入間
おいりのま
藩の会議などで藩主や家老がお出でのときにお入りになられたところ。幕末に戊辰戦争に敗れた庄内藩が、官軍参謀 黒田清隆を迎えて降伏謝罪したところで、明治のはじめには三島通庸が県令室として使っていた。4部屋あり、特に御隠間(おいま)の天井と床下は、賊の侵入を防ぐ工夫がしてある。
表御門
おもてごもん
藩主がお成りになった門。見学時の入口のところにある門。
西御門
にしごもん
先生や藩の役人が出入りした門。市役所側の通りに面した門。
東御門
ひがしごもん
生徒の通用門
東構内
ひがしこうない
70歳以上のお年寄りをもてなした養老堂、朝句読の部屋、職員用の部屋なとがあった。建物は残っていないが昭和58年に発掘調査が行われ、当時の部屋の位置や広さを正確に平面的に表してある。
 
聖廟の写真   講堂の写真   御入間の写真
 
表御門の写真   講堂入口の写真   東構内の写真

論語会や詩経会、少年少女古典素読教室などが今も行われており、形はかわりましたが、致道館教育は絶えることなく受けつがれています。

小耳に鶴岡 表御門の2つの金具の写真

表御門の2つの金具

致道館の中に入る前に、表御門をちょっと見上げてみてください。扉の上にある横木に額をかけるための金具が2つみえます。金具だけがあって額はかけられていません。
学校ができたばかりの頃、ここには「大名が建てた学校」という意味の言葉が、中国の古代の文字にまねて書かれた額がかけられていました。しかし幕府に許しをもらう手続きに問題があって文化8年(1811年)の9月8日にはずされたままになっています。現在、この額が講堂に展示してありますので、どんな額であったか ぜひおいでになってご覧ください。
 
 
関連リンク
>> 庄内藩校致道館「沈潜の風」