四層構造の多層民家の里として知られている田麦俣。
緑の中に茅葺き屋根の民家が点在。
昔話の世界に迷い込んだ錯覚さえ覚える…
観光データ
| 項目 |
内容 |
| 所在地: |
鶴岡市田麦俣 |
| 駐車場: |
10台 |
| 時間: |
午前9時〜午後5時 |
| 休み: |
毎週月曜日 年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 料金: |
個人 小学生・中学生 200円 高校生以上 300円 団体(20名以上) 小学生・中学生 100円 高校生以上 250円 |
| 関連ページ: |
旧渋谷家住宅(致道博物館)、旧遠藤家パンフレット |
| 周辺施設: |
七ツ滝 |

■茅葺の民家「旧遠藤家住宅」
この建物は鶴岡市田麦俣に見られる兜造り多層民家の代表的なもので、昭和49年4月、山形県有形文化財の指定をうけた市有建造物です。
昭和52年8月から同53年10月まで、山形県教育委員会の指導監督のもとに半解体復元工事を行い、兜造りに改築された明治10年代の姿に復元されました。
※致道博物館でも、多層民家(旧渋谷家住宅)が移築され見学できます。
■ 歴史・構造・様式
田麦俣部落は、庄内と内陸を結ぶ六十里越街道の要所で、湯殿山信仰が盛んになるにつれて、宿場的性格を帯びてきました。
このような環境の中に、この地方独特の建築様式を誇るかやぶきの民家がたくさん建てられるようになりました。
『旧遠藤家』もその中の一つとして、江戸時代後期の文化文政年間に建てられたものと推定されています。
当初は寄せ棟造りでしたが、明治に入って養蚕が盛んになると、屋根の改造が行なわれ、妻側は「高はっぽう」という輪郭と反りが美しい「兜造り」に改造され、平側にも採光と煙出しの窓が造られて、風格のある建物に変わっていきました。
内部は、1階が主に家族の居住用として使われ、2階は下男たちの居住用と作業場・物置であり、その上に養蚕と作業のための三階「厨子」があり、さらにその上に物置用の「天井厨子」があります。
この地方は、土地が狭いうえに積雪が多く、建物の増築が困難でしたので、毎日のくらしと作業・養蚕のための部屋が一つの建物の中にまとめられて、多層の形になったものと推定されています。
最終更新日 2008年 7月 30日